突然ですがAdobe Illustratorというソフトをご存知でしょうか?
Adobe IllustratorはAdobe社が開発・販売している、デザインやレイアウト・イラスト作成などに適したツール(ソフト)です。
読み方はアドビ イラストレーターと言います。
デザイン制作の現場や出版社、印刷業界では必ずと言っていいほど利用されているAdobe Illustrator。
今回は「Adobe Illustratorってどんなソフト?何ができるの?」というテーマで「どういったことができるか」や「その魅力」などを紹介します。
Illustratorでできること
ではIllustratorを使ってどんなことができるのか?イラストレーターという名前からイラスト作成をイメージできると思いますが、もちろんイラストを作ることもできます。
他には、チラシなどの広告やパッケージ、小冊子、ポスターなどなど、印刷物にまつわる様々なデザインを作ることができます。
上でも述べましたが、デザイン業界や印刷業界など、いわゆるDTP(デスクトップパブリッシング)では標準的に使用されているソフトです。
そしてIllustratorと併用して使われるソフトにAdobe Photoshopがあります。
この二つはDTPに携わるものにとって、なくてはならないソフトだといえます。
IllustratorとPhotoshop違いは?
さて、先ほど出てきたPhotoshop。Illustratorと共にDTPにはなくてはならないと言いましたがこの二つのソフトの違いを説明する前に「ベクター画像」と「ビットマップ画像」という画像データの表現形式を説明いたします。
ベクター画像とは?
ベクター画像とは、点と点を直線や曲線で結び構成される図形などの画像を指します。
ベクター画像の良いところは拡大や縮小、変形しても画像が劣化しません。
なので単純なイラストや文字、ロゴマークなどを表現するのに適しています。
そして、Illustratorはこのベクター画像の編集が得意です。
ベクター画像の拡大イメージ
画像出典:adobe.com「ラスター&ベクトル」
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop-elements/key-concepts/raster-vector.html
ビットマップ画像とは?
一方、ビットマップ画像とはピクセル(画素)と呼ばれる情報をマス目状に並べた画像のこと。
例えば、横400ピクエル×縦300ピクセルの画像などは400×300=12000ピクセルの情報を持った画像となります。
パズルをイメージしてもらえるとわかりやすく、12000ピクセルというのは12000ピースのパズルともいえます。
このピクセル数が多ければ多いほど、豊かな表現の画像になります。
ただ、このビットマップ画像、拡大や縮小を行うと画像が劣化するという欠点があります。
お気づきかと思われますが、Photoshopの得意分野がビットマップ画像となります。
ビットマップ画像の拡大イメージ
画像出典:Wikipedia「ビットマップ画像」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E7%94%BB%E5%83%8F
ということで、IllustratorとPhotoshopの違い、なんとなく理解していただけましたでしょうか?
- Illustrator = ベクター画像
- Photoshop = ビットマップ画像
というくらいのイメージでも良いかと思います。
(本当はどちらのソフトでもベクター、ビットマップを扱えるのですがここでは割愛します)
Illustratorの魅力は?
さて、そんなIllustratorの魅力ですが、何と言っても直感的に操作できる点が一番の魅力でしょうか?
ある程度操作方法やツールの種類を覚える必要はありますが、そこそこ使いこなせるようになると直感的な操作が可能になります。
例えば、ロゴマークを少し右に移動させたり、もう少し大きくしたり、左右のアイテムを入れ替えたりなど、操作に慣れていなくても直感的に扱うことができるのが良いところです。
それを可能にしているのが先ほど述べた、拡大・縮小が自由にできるという点だと思います。
こちらはAdobe公式のIllustrator入門動画です。図形を組み合わせて絵を描く基礎的な内容となっています。
引用元:https://youtu.be/q0etMpYlZmE
AdobeCreativeStation 公式YouTubeチャンネル
なんとなくIllustratorというソフトのイメージがつかめましたでしょうか?
まとめ
今回は、Adobe Illustratorでどンなことができるのか?やその魅力について紹介してきましたが如何でしたでしょうか?
この記事を読んでIllustratorがどんなソフトか、そしてIllustratorを使ったデザインやイラスト作成に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
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